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税務調査とは?節税をやりすぎるとどうなる?

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税務調査の目的

税務調査とは、企業や個人事業主などの納税内容を確認し、申告の際の基準になっている帳簿などを実際に見て、正しい手続きが行われているかをチェックするための調査です。

税務調査の目的は、適切な納税が行われているかどうかの確認が名目になっていますが、もっと税金がとれそうな会社が対象になりやすいと言われています。利益が急拡大している会社は、税務調査の対象になりやすく、利益を無理に圧縮するなどの対策をしていないかなどを重点的にチェックされます。

また、個人事業主などでも節税をやりすぎていると思われるところに税務調査は入りやすく、経費として申告されている内容が、本当に経費として認められるのかなどをチェックされます。

税務調査の準備

税務調査が行われる場合、1人か2人の調査官がやってきて、2日間かけて調査されることが一般的です。3人以上の調査官が来た場合は、何らかの大きな問題を疑われている可能性が高いため、経費などについての帳簿や証拠を整えておくことが重要になります。

税務調査は、事前通知が行われることが一般的であり、日程などについても調整が可能になっています。事業やビジネスの運営上、経営者がどうしてもオフィスにいられない場合などは、税務署に相談することで日程をずらすことなどに応じてくれるケースがほとんどです。

税務調査が行われる場合、税理士に立ち合いを依頼することが得策です。付き合いのある税理士がいれば、その人に依頼することが自然です。担当の税理士がいない場合は、税務調査に強い税理士を探し、立ち合いをお願いすることになります。

税務調査の内容

税務調査が始まると、調査官が午前10時くらいにやってきて、午後5時には帰っていきます。調査官に対して、お茶程度を出すことは問題ありませんが、食事などを出しても手をつけませんので、提供する必要はありません。

税務調査初日の午前中に、調査官は経営者とのインタビューを求めるケースが多くなっています。そのため、初日の午前中は経営者の時間を空けておくことがポイントになります。午後に入り、実際の帳簿などを確認することになります。

調査官は、追加徴税額によって評価されることになりますので、あらゆる帳簿を確認して、経費として計上することが適切かを厳しくチェックしていきます。

2日目の午後遅い時間になると、調査官は問題点の確認をして帰っていくことが多くなっています。ここでも、税理士が会社や個人事業主と税務調査官の間に入り、説明を行うことが一般的です。

税務調査はこれで終了ではなく、調査官は資料などを税務署に持ち帰り、今後の方針などについて、上司や同僚などと相談することになります。立ち入り調査で十分な確認ができなかった場合は、会社の取引先に反面調査と呼ばれるチェックが入ることがあります。

反面調査

反面調査は、疑わしい経費計上などがあった場合、実際に取引しているところに確認を行うものです。

反面調査で調査官の相手をしなければならない取引先に迷惑になり、信用問題にもなりかねないため、できるだけ反面調査にならないよう、立ち入り調査時にきちんとした説明を行うことが大切になります。

普段からの準備が大切

税法は非常に複雑であり、解釈が難しいことから、経営者が単独で税務調査に対応するのは難しいと言われています。経営者が適切な反論をしない限り、調査官は納得をしないため、追加徴税につながりかねません。

それを避けるためには、普段から適切に経費管理を行い、節税などについては、専門家である税理士とよく相談の上で行っていくことが大切になります。

また、税務調査が入る際は、2日間税理士の時間をもらい、調査官への対応を依頼することがポイントになります。ここで発生する費用は、追加徴税や税金の修正申告を避けるためのコストと考えれば、安いものと言えます。