ベンチャー企業への投資を促進するために個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度、エンジェル投資の情報発信メディアです。

新産業構造ビジョン 政府も後押しするエンジェル投資

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経済産業省は、世界的に主流となるであろうIoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボットを中心とした技術革新、またそれらに付随するビジネスやベンチャー企業を後押しするため、「新産業構造ビジョン」を発表しています。

新産業構造ビジョン
http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170530007/20170530007-2.pdf

この資料の中では、今後政府がどのようにこの国を発展させていくか、またどのような課題があるのかを細かく記述してあるため、今後のこの国のベンチャー企業のトレンドを伺う事が出来ます。

圧倒的に少ない日本のベンチャー企業

引用:平成26年第2回の経済財政諮問会議資料 中長期の安定した投資の推進に向けて

日本は、アメリカや中国に比較してイノベーションが少ないと言われています。
なぜ日本からGoogleやFacebookのような企業が生まれないのかという問いに対しては、まずその土台となるベンチャー企業が圧倒的に少ない事がまず挙げられます。

資本的なハードルもさる事ながら、イノベーションを求めるように声高に叫びながら、実態としてはベンチャー企業を求めていない、応援していないのが日本の残念な部分です。

そしてそれは、エンジェル投資額の差を見れば更に顕著です。

日本のエンジェル投資額はなんとアメリカの2,300分の1

平成26年第2回の経済財政諮問会議によると、アメリカの2.3兆円に対して、日本はたったの9.9億円です。
エンジェル投資件数はアメリカの67,000件に対して日本は45件、エンジェル投資家の数にしてもアメリカは268,000人、日本は834人です。

額にしておよそ2,300分の1です。

引用:平成26年第2回の経済財政諮問会議資料 中長期の安定した投資の推進に向けて


これでは、GoogleやFacebookのような企業が育たないのは当たり前です。

しかし政府としても、ベンチャー企業の増加に全く手を売っていないわけではありません。

その1つ、分かりやすいのがエンジェル税制です。

エンジェル投資家に対する税優遇措置

引用:平成26年第2回の経済財政諮問会議資料 中長期の安定した投資の推進に向けて

引用:平成26年第2回の経済財政諮問会議資料 中長期の安定した投資の推進に向けて

エンジェル投資家に対して、税優遇を行う事でベンチャー企業の資金問題を解決しようと試みています。

本年度から、経産省では周知動画も作成し、日本全国に相談窓口が設置されました。

もちろん、アメリカのエンジェル投資額や人数と比較すると、全くこれで追いつけるものではありませんが、1つの解決法としてはとても有力です。

ベンチャー企業の悩みの殆どは、銀行借入れが出来ないなどの資金不足です。
本来は銀行がその役割をはたすべきであるのですが、日本の銀行には期待が出来ません。

エンジェル投資家がリスクマネーを請け負う事で、日本から明日のGoogleやFacebookが育つかもしれません。
そしてこのエンジェル税制を活用する事で、リスクを最小限に抑える事が出来ます。

投資家の皆様は、不動産投資、株式投資などを行う前に、是非エンジェル税制を知り、エンジェル投資の面白さと優位性をこの機会に知って頂きたいと思います。